嬉しい、楽しい時期がやってまいりました。
プロ野球観戦です。
政治と野球は、仕事の時に話題にしてはいけないと教授や上司にずっと言われて参りました。
でも、一プロ野球ファンであることは許されますよね??
私はジャイアンツを贔屓にはしておりますが、それ以前にプロ野球ファンですので、他球団のファンの方もお許しください。
今年もたくさん喜び、悔しがりましょう!
この前の日曜日に、今季初の観戦に行きました。
巨人の主力選手のホームランなどが見れましたが、ボコーンと負けました…
次は、次こそは勝ちゲームを観れると思います(泣)。
さて先日、「リグロス」という歯周病の手術を行う際に使用する薬剤を売っている製薬会社の方がいらっしゃいました。
太田市で当院が一番「リグロス」を使用しているので挨拶にということでした。
正直、私共が使っている量は非常に些少なものだと考えていたので驚きでした。
まだまだ歯周病の治療に手術を使って加療に当たる病院が少ないこと、技術的な面も含め難しいんだなと感じました。
あとは保険制度の問題もあります。いい治療だと思っても、あまりに「保険」で割高な治療をしてしまうと、厚生局から指導が入るのです。
真っ当でしっかりとした治療をしていたとしても、地域の水準(平均)から高い請求になった場合、病院が査察を受ける決まりがあります。
当然ですが全く不正をしていなくてもです。そもそもリグロスを使用して保険治療をすると、いわゆる「指導」の危険性が上がり、
さらに医院の利益は薬価と相殺されるため、全くありません。
ほぼ利益がない、のではなく、全くありません。
意味の分からない制度です。さらに査察を受けれれば、個々の病院はとても大きな負担がかかるのです。
良い治療は、たくさんの人に受けていただきたいと思いますが、
制度上の問題もあります。大学病院でならまだ審査は緩いのですが・・・
群馬県は全国的にも厳しい状況なのです。
東京都と比較すると、月々許される医療費の差(病院が使用できる医療費の差とでもいうのでしょうか)が数千円以上あります。
多くの人が利用している保険制度ですから、地域差があるのは解せません。
あっちを立てればこちらが・・・というのは十分理解できます。
しかしながらこれは、医療機関側の努力のみでは立ち行かない状況です。
マスコミはもっともっとこういった現状を報道して欲しいですね。