院長・スタッフブログ

電子処方箋について<補足>

otaaqua

当院では、国の制度に基づき電子処方箋を導入しています。電子処方箋は、重複投薬や併用禁忌を防ぐことで医療安全を高めることを主な目的とした仕組みです。

電子処方箋でできること(標準機能)
重複投薬・併用禁忌のチェック
※ 現在服用中のお薬の名称一覧を詳細に確認することは標準機能としてできません。

電子処方箋の標準仕様では、次の重要な情報は確認できません。

その薬が何の病気に対して処方されているのか(病名)
治療の背景や目的
例えば、
・BP製剤を出されている場合、骨粗鬆症なのか、がん治療に関連した薬なのか
・心疾患による抗凝固療法なのか、別の理由なのか
といった点は、電子処方箋だけでは判断できない仕組みになっています。
「電子=すべて分かる」という誤解について
電子処方箋という名称から、医療機関同士で全ての情報が共有されていると誤解されることがあります。
しかし実際には、現時点において電子処方箋は万能な情報共有システムではありません。
また、日本全国すべての医療機関で一斉に取り扱われている制度でもありません。

なお、電子処方箋で確認できる情報の範囲は、
国の制度上の仕様によるものであり、当院の運用や確認体制によるものではありません。診療の安全のためにお願いしたいこと
電子処方箋をご利用の場合でも、以下のいずれかを必ずご提示ください。
・紙のお薬手帳
・スマートフォンのお薬手帳アプリやマイナポータルの画面

特に、抜歯・外科処置・インプラント治療などでは、お薬の背景情報が治療方針や安全管理に大きく影響します。

電子処方箋は医療の安全性を高めるための第一歩と考えております。
しかし現時点では、患者さまからの情報提供やお薬手帳と併用して初めて安全な医療が成り立つ仕組みであることをご理解ください。

 

Page Top